クルマの窓のお手入れ方法

車の窓ガラスが汚れていると運転中の視野が非常に狭くなります。事故を起こさないためにも、日常のお手入れが必要になるのです。
ガラスコーティングは個人では難しいため、業者に依頼するべきです。
定期的に掃除をして綺麗な状態を保つようにしましょう。

車に乗っているとき、窓ガラスが曇っていて前が見づらいという経験をしたことがある人は多いはずです。この状況は、非常に危険なのです。
車では屋根があるため視界が狭くなり、窓ガラス部分からしか周囲を見ることが出来ません。そのため、ガラスが曇っていると狭い視界であることに加えぼんやりとしか見えないという状態になってしまっているのです。人間でいえば目にゴミが入っているのと同じ事です。
特に雨の日はさらに視界が悪くなるため、お手入れは欠かせません。車の窓は、日頃からできる簡単な方法から業者に依頼して行う本格的な方法まで、様々なお手入れ方法があるのです。常に視野を確保するために、出来ることから始めましょう。

日常のお手入れ

日常のお手入れは、窓ガラスの外側と内側に分けられます。
外側は最初にガラス表面のホコリを洗い流し、カーシャンプーを含ませたスポンジで全体的に拭き掃除をします。そしてカーシャンプーを洗い流せば完了です。ぞうきんで拭いておけば水の跡も残りません。
内側は汚れにくいと考えられがちですが、手で触った事による皮脂やタバコの煙によるヤニなどで汚れています。車内になるため水洗いが出来ないので、拭き掃除のみを行うのが一般的です。普通のタオルではなく、マイクロファイバーのウエスを湿らせてしっかりと絞り、窓を拭きます。そして別の乾いたウエスでカラ拭きをすれば汚れが落ちていることが分かります。

雨の日のお手入れ

雨の日は普段よりもさらに視界が悪くなるため、対策をしておかなければなりません。
雨対策としては、外側の窓ガラスに油膜が出来てしまうため皮脂を除去しておくことが重要です。そのためには一般的なカーシャンプーではなく、皮脂を落とすための油膜落とし専用コンパウドをスポンジに染みこませ、強くこするようなイメージで全体を磨きます。
最後に洗い流せば、皮脂が除去できます。
また、気温差によって室内のガラスが曇ってしまうのも雨の日の特徴です。エアコンを使って外の空気を取り入れると温度差がなくなり曇りが取れます。デフロスターという機能が付いている場合は、その機能を使って曇りを取ることもできます。

ガラスコーティングとは？

車の窓ガラスのお手入れとして、ガラスコーティングがあります。
このコーティングは車体に使われることが多いものの、窓ガラスにも使われるようになってきました。撥水能力に優れており、しかも長い期間持続するため鉄道や航空機にも用いられているのです。
しかし、コーティングを行うには窓と車体の境目をマスキングしたり、専用の研磨剤と研磨スポンジを使って事前にガラスを磨いておく必要があるなど手間が掛かるうえに、慣れていないとムラが出来てしまって運転中にも気になってしまうことがあるのです。
日常的なお手入れは自分で行うことができますが、ガラスコーティングのような専門的な作業は業者に頼んだ方が確実だと言えます。

さいごに

車を運転するときに、窓ガラスの汚れは視界を狭くする原因になってしまいます。汚れがあるとその部分に目がいってしまい運転に集中できなくなるという危険性もあるのです。
視界を確保するために、普段からお手入れをすることが重要です。その際には、新聞紙やぞうきんといった汎用的な道具ではなくマイクロファイバーのウエスなど専用品を使うほうが確実に綺麗になります。
ガラスコーティングを行えば綺麗な状態を長く保つことが可能ですが、個人で行うのは難しいため業者に依頼することが得策です。
窓ガラスは定期的に掃除をすることで効果が持続されます。運転中の事故を起こさないためにも、綺麗な状態を維持するようにしましょう。